本/BOOK

企画・編集をちゃぷちゃぷレコードが、発行をTPAFが行う本の出版です。

全てオンデマンド出版です。

Amazon等で販売いたします。

 

Art Crossing #3:特集・高木元輝」

Amazonにて発売中!

 

三省堂、楽天、ジュンク堂等は今後順次販売をして行きます。

 

「序文」
Art Crossingの第3集は、第2集の「特集・豊住芳三郎」に続き、豊住さんと盟友・戦友でもあるサックス奏者の高木元輝(李元輝/イ・ウォンヒ)さんの特集です。
高木元輝さんは、日本のジャズ史に歴然と輝くものでありながら、生前にリリースされたアルバム(CD,LP)はその存在の大きさに比してそれほど多くはありません。
従って、ジャズ・ファンの中で、今まで固定的なイメージを作りにくい人だったかもしれません。たとえば、生年月日や生誕地すら間違って伝えられていたくらいです。この度、高木さんの姪御の李由紀さんから、正確な生年月日と生誕地が伝えられました。それは、1938年9月14日京都府左京区生まれ。在日の2世になります。李家の族譜によると高木さんは35代目に当たるのだそうです。従ってやっと訂正が加えられたことになります。
本書では、高木さんと生前共演をしたミュージシャン、高木さんの友人知人からの思い出話、海外からのメッセージ、貴重な写真、研究論文、ラヴレター?そして、決して完全とは言えませんが、アルバムも紹介しています。またこの編集に当たって未発表音源を募ったところ、数か所から驚くような音源も想像以上に私達の元に集まって来ました。音質的にCD,LPでリリースするには困難なものも多かったのですが、その中で共演回数が最も多かった小杉武久氏との音源もありました。そのため「ちゃぷちゃぷレコード」の制作によって「小杉武久&高木元輝:薫的遊有無」というCDが、本書の出版と同時期に発売が可能となったのでした。また関連する情報として、キングインターナショナルから5枚組のアルバム、さらに吉沢元治との3枚組のアルバムも発売されました。
そしてあらためて思うことは高木さんは、日本を代表するプレイヤーにとどまらず、世界の20世紀ジャズ・即興シーンを代表するサックス奏者の一人だったと言えるのではないでしょうか。
本書が、そのような高木元輝さんの再評価と、新たな情報の礎になれば幸いです。
いずれにしろ本書の出版には、多くの執筆者及び関係者の方々のご協力があってこそ、実現できたことは言うまでも有りません。
ここにあらためて深い感謝を申し上げる次第です。(末冨健夫、河合孝治)

0. はじめに 末冨健夫 河合孝治
特集:高木元輝フリージャズサックスのパイオニア
1. 高木元輝プロフィール
2. Morgu No.3 高木元輝
3. 李由紀 高木元輝 (李元輝)を語る。
4. 高木元輝 By 沖至, 佐藤真
5. インタヴュー 桑原敏郎
「高木元輝を語る」稲岡邦彌
6. 高木元輝、孤高と凡庸の間で・・・田中康次郎
7. 高木元輝の思い出。豊住芳三郎
8. Interview with 高木元輝
“さけび=そのテナーと肉声のコミュ二カシオン”・・・杉田誠一
9. 高木元輝 オリジナル曲スコア
10. 高木元輝フォトジェニック・・・小檜山源之助
11.高木は死んでもフリージャズは死なず/追悼・高木元輝・・・横井一江
12.1989 年 3月1日六本木 Hertland ライブのこと・・・浅見光人
13. 案内状 高木元輝 豊住芳三郎
14. 1981に高木さんがニョーヨークに来た時......Suzuki”Mabo”Masakatsu
15. 高木元輝 フランスに現れた十年ぶりの怪物?・・・玉井新二
16. 高木元輝さんの事・・・ 川下直広
17. 高木さんの音を聴きながらー・・・秋川伸子
18. 高木さんの思い出・・・佐野まきこ
19. 高木元輝さんとの思い出・・・ 金剛督
20. カフェ・アモレス時代と高木元輝さん・・・末冨健夫
21. 高木さんの回想録・・・鈴木大五郎
22. 高木音。海の音。大洋の中に・・・Mats Gustafsson
23. 高木さんについて初めて知ったのは・・・崔善培
24. 高木元輝氏との想い出・・・一楽儀光
25. 高木元輝さんとのデュオ・セッション
・・・Rick Countryman
26. 面白いことに、高木さんの録音のタイトルは・・・Rubens
27. 1983年11月11日午後
…………佐藤真
28. 高木元輝さんの思い出・・・今成正昭
29. 高木元輝健在・・・鈴木大五郎

30. 高木元輝後半生の内省と再燃焼・・・齊藤聡
31. 日本人インプロバイザーの軌跡・・・Jean-Michel Van Schouwburg
32. 高木元輝ディスクガイド末冨健夫、金野吉晃、副島輝人、稲岡邦彌、河合孝治、小森俊明、
川口賢哉、浅見光人、仲野麻紀、松山聡子
33. 小杉武久&高木元輝 80年代共演リスト
Art Crossing Colum
#1(続 )ジャズ・ピアノ&作・編曲 教本のアンソロジー
河合孝治
#2 ~現代音楽をめぐる諸問題について~
小森俊明
#3 “メディアアートのもの化」という方法論―”李禹煥と彦坂尚嘉の現代的意義”
織田理史

 

「Free Music 1960~80:開かれた音楽のアンソロジー/Anthology     of Open Music」

フリーミュージックとは一体どんな音楽なのでしょうか。実はその答えは簡単ではありません。なぜならフリーミュージックと言う固定した音楽ジャンルが存在するわけではないからです。しかし、あえて言うならアート分野におけるハプニングやパフォーマンスと同じように、常に慣習的なスタイルやフォルムに対してアンチテーゼを喚起する音楽といってよいでしょう。従って、固定化し、制度化したらそれはもはやフリーミュージックとは言えないでしょう。 

そう言う意味において1960〜80年という20年間の音楽シーンを語るなら、フリー・インプロビゼーション(自由即興)による音楽、具体的には「フリージャズ」と現代音楽の「集団即興」がフリーミュージックとして想起されることにそれほど異論はないと思います。そしてフリーミュージックこそ社会へ深い眼差しを向けると共に、文化全体の中で音楽を喚起すると言う音楽のもっとも本質的ものが反映されていると私達は考えるのです。しかし、フリー・インプロビゼーションの音楽はもう古いという言説が聞こえてこないわけではありません。と言うのも今日日本ではデジタル表現によるメディアアートやコンピューター音楽などが盛んに作られているからです。 

ところが、ヨーロッパでは今日でもフリー・ジャズはもちろん、前衛の流れを汲む実験映画やビデオアートも盛んに作られ、大抵の映画祭、映像祭にはexperimental部門が存在します。それに比べ日本ではアートも音楽もすべてが一時の集合的沸騰の流行でしかありえず、昔から本質的な問題が未解決なまま、次へ進んでしまう傾向にありこれでは成熟した文化とは到底言えません。そもそもポストモダン以後のアートや音楽もそれまでの前衛芸術・音楽があったからこそ存在しているのです。従って私達は過去の地平に現在の状況を重ね合わせ、連続する文化を構築する一助としてフリーミュージックにおけるアンソロジーの必要性を強く感じ、ここにフリーミュージックの本を出版するに至ったのです。 

 

Chap Chap Records企画制作 

1.変革の季節 

 副島輝人 

2.フリー・ジャズからフリー・ミュージックへ 

横井一江 

3.即興演奏とレコード 

Onnyk 金野吉晃 

4.AACM突撃日記 

 豊住芳三郎 

5.間章「<なしくずしの死>への覚書と断片」読解 

 川口賢哉 

6.音楽の解体へむけて「Vedda Music Workshopの時代」 

 風巻 隆  

7.フリーミュージック:Chaosmosの実践プロセス 

河合孝治    

8.「即興」に向けた断片による試論 

 宮田徹也 

9.「即興論序説」 

志賀信夫 

10.コンセプトと自由、、Freejazz 

山下史朗 

 

*ディスクガイド 

金野吉晃 末冨健夫 横井一江  

河合孝治 牧野はるみ 川口賢哉 豊住芳三郎 

 

Amazonで販売中。

「開かれた音楽のアンソロジーFree Jazz&Free Music 1960~80 Disk Guide 編」

本書は前衛(アヴァンギャルド)音楽という言葉がふさわしかった、1960年から1980年までのアクティブな音楽ディスク(アルバム)を紹介しています。本書は本書に先立って2017年に出版した、「Free Music 1960〜1980:開かれた音楽のアンソロジー(ディスクガイド編)」(ちゃぷちゃぷレコード企画・TPAF発売)に録音データを加えると共に、紹介しているディスクはフリー・ジャズが多くを占めているため、タイトルも「フリージャズ&フリーミュージック」と改め、新たに出版したものです。尚、紹介しているディスクは主として「ちゃぷちゃぷレコード」の末冨健夫が40年以上に渡って、収集したアルバムから選ばれています。内容はフリージャズを中心に、現代音楽の集団即興、実験的ロック、アート分野のパフォーマンス、現代作曲家による即興を含む作品、またメインストリームに位置する世評の高いアルバムも加えて全部で400枚ほどです。

 

執筆者:末冨健夫、金野吉晃、河合孝治、横井一江、豊住芳三郎、川口賢哉、牧野はるみ、織田理史

 

これは、既刊の「Free Music 1960~80 Disk Guide」の改訂版になります。詳細な録音データを付け加えました。

Amazon、ジュンク堂、丸善、三省堂に注文されると、印刷されて届きます。オンデマンド出版になります。

 

¥2,442

Amazonで販売中。

初版はこの表紙でした。ディスクガイドにデータを加えて改訂版として出版されました。

 

「開かれた音楽のアンソロジー Free Jazz&Free Music 1981~2000   Disk Guide編」

本書は先に出版された、フリージャズ&フリーミュージック1960〜80: 開かれた音楽のアンソロジー(ディスクガイド編)の続編で、1981年から2000年までのアルバムを紹介しています。この時代はポスト・モダンの時代、「新しさの終焉」「前衛の終焉」、などとよく言われ、音楽も多様化し一様な音楽の流れでは捉えきれなくなりました。しかし他ジャンルとの融合、コラボレーションなどが盛んになった時代でもあります。そのような特色も踏まえ、フリージャズを中心にフリーミュージック、環境音楽、インスタレーション、電子音楽などについても紹介しています。

 

 

 

Amazonで販売中。

 

¥2,497(税込)

 

 

 

「Art Crossing #02:特集 豊住芳三郎」

Art Crossing第2号は、豊住芳三郎の特集をお届けいたします。
豊住芳三郎は1960年代から今日まで、世界屈指のフリージャズ/フリー・インプロヴィゼイションのドラマー(二胡奏者でもある)として世界中を日夜飛び回って演奏を続けています。
1960年代の日本のフリージャズ黎明期には、そのパイオニアとして高柳昌行、吉沢元治、佐藤允彦、山下洋輔、高木元輝らと行動を共にし、70年代では阿部薫とのユニット「オーヴァーハング・パーティー」、自己のユニット等での活躍。80年代以降は、Wadada Leo Smith、John Zorn、Misha Mengelberg、Han Bennink、Evan Parker、BarrePhillips、Pual Rutherford、Derek Bailey、Sunny Murray等々の召喚・ツアーを数多く行い、それまでレコード等でしか接することのできなかった世界のインプロヴァイザーを我々に紹介してくれた功績はとても大きいと言えます。
また最近でも中国、ギリシャ、トルコ、チリ、アルゼンチン、ブラジル、フィリピン、ニュージーランド、トルコ、チリ、パプアニューギニア等々を廻り、現地のインプロヴァイザー達と交流を深め、Living Legendとして大きな尊敬も受けています。
そうした世界各地を旅して来た視野の広さと感性の鋭敏さとが、彼の演奏に大きく影響を及ぼし、世界にも類を見ない独自の演奏スタイルを生み出しました。さらに彼自身のポテンシャルなエネルギーに会場やドラムの質、共演者のスタイルや力量等々に合わせてクロッシングする柔軟性が共起し、強烈な個性と多彩なパフォーマンスに聴衆は強い印象を受けることでしょう。
そのような豊住芳三郎を多角的に光を当てようとするのが本書です。親しい者(ある意味戦友達)からの手紙やエッセイも含めて、現在まで、そしてこれからの豊住芳三郎を読み解いていただけたら幸いです。
執筆者:豊住芳三郎、白石かずこ、佐藤允彦、高橋悠治、間章、原尞、牧野はるみ、Hico Natsuaki、近藤秀秋、稲岡邦弥、金野吉晃、Julien Palomo、副島輝人、望月由美、Jean Michel van Shouwburg、末冨健夫、河合孝治、織田理史 小森俊明

Amazonにて販売中。