CPKWから始まる番号のこのシリーズは、基本的には河合孝治さんによるプロデュース作品です。これらのCDは、Amazon On Demandによるリリースでしたが、アメリカのAmazon On Demandがサービスを停止してしまい、現在は廃盤となっております。
形を変えて再発を計画いたしております。
*CPKW-101 河合孝治:Chaosmosのみ、少量の在庫があります。
https://www.amazon.co.jp/Chaosmos-カオスモス-河合孝治/dp/B01AKPM7MI/
にて、購入出来ます。
*CPKW-108 河合孝治:ファンタスティック・トワイライトは、こちらから購入出来ます。
河合孝治 著作
無分別智の現代音楽~ジョン・ケージからメディア・アートまで~
Amazonにて販売中!
\2310
目次
はじめに
・Chaosmos:間-共創成へ向けて
・無分別智の芸術:ジョン・ケージからメディアアートに気づく
・フリー・インプロビゼーション
・湯浅譲二の音楽思想
・近藤譲とポスト構造主義
・仏教美学:無分別智の芸術から共創成へ
・美術家にして音楽家:西良三郎の共感覚
・横尾龍彦帰国記念展覧会「みちすがら」トークセッション『今日の芸術の役割と意義』報告と感想
・ライナーノーツ by 河合孝治
・即音・無分別
・ジャズ・ピアノ&作・編曲教本のアンソロジー
分かるは、分けるとも言いますが、人は事物を分別(ふんんべつ)して、その数をどんどん増やしていく。国籍、年齢、性別、優劣、損得、善悪、、、、、しかし、過度な分別は差別や偏見を生む要因ともなるのです。そのため、仏教では分別は否定され、無分別が勧説される(仏教用語では「無分別智」と言う)。
ただし、「無分別」とは、無秩序やデタラメのことではありません。
固定された事物の分別を一旦無記とし、そこから新たな事物と事物の関係を構築することに他ならないのです。換言すると世界をありのままに見ると言うことです。
例えば、宇宙飛行士は、宇宙船から地球を見た時、国境がないのに驚き、人生観が変わると言いますが、それは我々が通常認識しているのが分別された地図による色眼鏡の世界だからです。
音楽でもそれは同様です。音楽は音楽からは作れません。従って固定された音楽という分別から開放された「無分別智の音楽」、つまり「音楽でない音楽」を表現し続けることが必要ではないでしょうか。それはまた「音楽とはなにか」という単純かつ究極的な問いにもなるのです。
本書はそのような「無分別智」の理念の基、2004年以降、拙書、雜誌、展覧会カタログ、アルバムライナーノートなどで、表した文章を若干加筆し、まとめたものである。尚、中には重複する文も含まれてるため、その部分は削除することも考えましたが、文章全体のバランスを考え、そのまま掲載したことをお断りしておきます。
いずれにしても読者の方々が、本書を読まれ、若干の刺激と功徳を感じていただければ幸いです。
河合孝治のトワイライト・バラード集を5曲と、電子音楽作品2曲を収録したアルバム。
Tr-1~5までは、ゆったりとしたメロディーが波のように流れるイージーリスニング。
Tr-6は、河合の代表作のひとつ「Being Time For Dogen Zeni」。
Tr-7は、「禅・福島 2011」東日本大震災への鎮魂歌。
購入はこちらから。
前作CPKW-106と、2019年と2010年アトリエ第Q藝術で行われたパフォーマンスを収録した新作を2枚組にカップリング。
池田一編集の32ページ、フルカラーのブックレット付の豪華仕様。
池田一と空観無為(永井清治、河合孝治、小森俊明、織田理史)のライヴから2曲収録。エレクトロニクス、ピアノの音と池田のヴォイスがドラマチックな展開を見せる。
池田一の屋久島でのパフォーマンスを収録。共演は織田理史。
CPKW-103に続き永井&SonicTrane(河合、小川、川口、李)のライヴ録音。2005年千葉県御宿で行われた芸術祭、御宿まるごとミュージーアム(ギャラリーDecco)における演奏を収録。
2003年12月28日 新宿ルインズでの永井清治(electronics)とSonic Train~河合孝治(electoronics、p)、小川類(electronics)、川口賢哉(reeds)、李容旭(映像)によるライヴから2nd-setを収録。
「空観無為~永井清治、河合孝治、小森俊明」のフル・アルバムをU.S.A.Amazonで販売を開始いたしました。
空観無為は、永井、河合のエレクトロニクスと、小森のピアノによる即興演奏です。
●空観無為
フリー・インプロビゼーションのパイオニア的存在タージ
永井清治(electronics)
河合孝治(electronics)
小森俊明(piano)
永井清治 : 電子即興音楽家。山下洋輔との共演で好評を得た後、即興音楽グループ、タージ・マハル旅行団を小杉武久らと結成し、ユートピアン&ビジョンズ展、ブリュッセル現代音楽祭など内外の多くの現代音楽、ジャズ、ロック音楽祭に出演。またシタール奏者として北インドハリバラーブ祭で特別賞。 リーダーアルバム「電子即興雑音1999(Electronic Noise Improvisations) 」にジュリアン・コープは「永井はアーチストの過去に材をとった大半の音楽とはことなり、スケール感と活力に溢れた、この傑作アルバムでタイムリーな復活を果たした」(ジャップ・ロック・サンプラー )と述べている。
河合孝治 : サウンドアーチスト&コンセプター。音楽を中心に様々なアート、身体表現、そして哲学、仏教からも芸術の素地を学ぶ。 サンタフエ国際電子音楽祭、ISEA電子芸術国際会議、ブールジュ国際電子音楽祭(仏)、ETHデジタルアート週間(スイス)、チリ・サンディアゴ国際電子音楽祭Ai-maako、ISCM世界音楽の日々2010(豪)、Opus medium project、東京創造芸術祭などでパフォーマンスや作品を発表している。
小森俊明 : 東京藝術大学を経て同大学院修了(作曲専攻)。日本交響楽振興財団作曲賞、東京国際室内楽作曲コンクール、EXPERIMENTAL SOUND, ART & PERFORMANCE FESTIVAL(トーキョーワンダーサイト)等に入賞、入選。あらゆるタイプの演奏の現場を経験。既成のジャンルと制度に捉われない自由な視座のもと、芸術全般および哲学・思想にも目配りしつつ、さまざまな分野での作曲、舞台作品等への楽曲提供、異分野のアーティストとのコラボレーション、編曲、演奏(自作自演、即興演奏を含む)、教育、執筆等を行う。
河合孝治:Chaosmos
1.Being Time for Dogen-Zenji (2010)
ISCM World new music days 2010 入選作品。オーストラリア「ABCFM」で放送された。
2.声境:Gapping spinner (2013):坂本美蘭(朗詠、プリペアー ド・大正琴)、花田和加子(vln)、川口静華(cello)
3.Dimension of Chaosmos (2008)
Santa Fe International Festival of Electroacoustic
入選作品。KUNH 89.9 FMで放送された。
4.EX-Autopoiesis (2015):電子音楽作品。
https://www.amazon.co.jp/Chaosmos-カオスモス-河合孝治/dp/B01AKPM7MI/
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